ジャパメタおっさんギターKIDS

古きよき80年代の邦楽・洋楽HR/HMを愛して止まない生涯メタルフリークを宣言する中年のゆるい日記。挫折してもあきらめきれずエレキギター練習はじめたけど果たして上達するや否や。

ラウドネス“撃魂霊刀”デラックスエディション買ったった

6月4日にリリースされたラウドネスのニューアルバム『THE SUN WILL RISE AGAIN〜撃魂霊刀』をamazonでぽちりました。もちろん迷わずDVD付きのデラックスエディション!

なんか最近は聴きたい曲だけ、iTunesからダウンロードしてたので、CDを買うなんて久々です。ちょっと宅配が来るのがときめいてドキドキしちゃいました。(笑)と、いうわけで、開封したCDを撮りながらのレビューです。

 

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 アルバム発売前から話題になっていたジャケットデザイン。

本格的に世界進出を果たす引き金となったアルバム『THUNDER IN THE EAST』を彷彿とさせ、タイトルの撃魂霊刀は、初期ラウドネスの集大成ともいえるアルバムで、初の海外レコーディングを果たした『撃剣霊化』に因んでいるように感じられる。

メンバー自らのマネージメントレーベル『カタナミュージック』を立ち上げてからのアルバムでもあり、洗練された新たなLOUDNESSロゴに、日本の象徴であるライジング・サンが、並々ならぬ意気込みを感じさせてくれます。

 

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 ひぐっつぁんの後釜ドラマー、鈴木“アンパン”政行氏もすっかり定着し、最近では威風堂々さが漂う。ついつい同郷ってこともあり応援してしまうのだ。

 

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やっぱりCDの帯って大事ですよね~。「挑戦し続けるピュア・へヴィメタル・バンド」ってキャッチコピーが、なんとなくアルバムの曲をイメージさせてくれます。

この言葉の意を汲むことができると、80年代のオールドラウドネスファンが思い描くものとは異なるということが受け取れるかも。

 

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『THE SUN WILL RISE AGAIN〜撃魂霊刀』を全曲聴いての感想は、いい意味も含めて完全に期待を裏切られる感じでした。ジャケットのデザイン・・・、そしてタイトル・・・。そう!自分が思い描いていたのは『THUNDER IN THE EAST』の延長であり、もしくは『DISILLUSION 〜撃剣霊化〜』の進化形でした。

なんでも海外ファンの間にもクラシック・ロックの支持層が多くいるらしく、実際にかつての所属レーベルの関係者から、80年代ラウドネス象に合わせた作品をリリースしてみないかという打診があったそうで。

でもこれに対しラウドネス側はすんなり受け止めなかった。そこには「音を聴いただけで魂に火がついたようなもの」を、若い層にまでも届けたいという、本性には逆らわない頑ななスタンスを持ち合わせているからであって、多くの需要に逆らってまでも貫き通す潔さがやっぱりカッコいい!!そんな頑なさが作品に反映されておりビシビシと伝わってくる。

もちろんクラシック・ファンも大切にするラウドネスだから、往年のへヴィナンバーだってライブでたっぷり演奏してくれるし、昔の曲たちも現代風にアレンジされていたり、サウンドも進化している。「新曲はあえて昔に戻らない」これはこれでラウドネスのスタイルなのだと思う。

だから誰が何を言おうが言うまいが、『THE SUN WILL RISE AGAIN〜撃魂霊刀』は正統なラウドネスのアルバムとしてアリなのだ!

 

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DVDのほうは『THE SUN WILL RISE AGAIN』のミュージック・ビデオと、高崎晃氏のインタビューの2本と寂しい感じがするが、ところがどっこい!!

これがロングインタビューで実に充実していること!タッカンが愛用のキラーギター、グローリー・ラインとシグネチャーを用いて、各曲の説明やバッキングを弾いてくれるのがもうタマりません。

それにYAMAHAのTHR10Xアンプがすごく音がいいこと。インタビュー中に思わず「これ小さいのに本物みたいな音するね」と高崎氏ベタ褒め。これ観てしまったらもうTHR10X買わずにいられませんよ~。ああ・・・ヨダレ出る。(笑)