エドワーズ・ランダムスターのフロントPUをLH200に交換(後編)
エドワーズE-RS-95GのフロントピックアップをLH‐200に換装しよう!の後編。今回は分解したボディの各キャビティ内に導電塗料を塗っていきます。
使うのは定番のフリーダムカスタムギターリサーチ『Noise Hell』。
お値段は600cc入りで1380円。これ一缶で2~3台のギターにいけそう。
炭を原料にしているので、塗れば真っ黒けになる塗料。ギター内部をシールドすることによりノイズが軽減するというもの。
3種類あるうちのポリ・ウレタン用をチョイス。ここで選択を間違うとギターの塗装が反応し溶けてしまうことがあるらしいです。
先ずはコントロール・キャビティ内を、毛先が柔らかい筆で塗りました。乾燥したらもう一度“重ね塗り”することで、効果がアップするんだとか。
補修したスプリング・キャビティ内はウレタン塗料のレッドで塗っています。場所的にまず目立たないので、粗はあってもとりあえずこれで良し。
ピックアップ・キャビティ内も塗装し、ここに後ほどアースを落としていきます。大雑把でもマスキングしていたお陰で、ボディに導電塗料がはみ出すことは皆無!
しくじると面倒くさいことになるから、塗装には細心の注意を払いました。
銀色のがラグでここにアース線を半田でつないでおきます。プロじゃないので結構粗が目立つから写真は拡大しないように。(笑)
ランダムスターは3Wayトグルスイッチに、前後PUの配線もつなぐため、かなり手狭になるキャビティ内。収めるときは断線しないように慎重に・・・。
コントロール・キャビティはまだ広いですが、ボリューム・ポッドの幅ギリギリ。素人泣かせなランダムスターです。ちなみに半田はKESTER 44。若干粘りもあるから扱いやすいですね~。
最後にブリッジやピックガードを戻し、エレキ弦を張って作業終了です。
アーニーボールはコバルトのやつが欲しいところですが、費用対効果が高いいつもの弦で無難に。アーニーは張りたて時は煌びやかでいいですね~死ぬのも早いけど。
不器用なわりには滞りなく、まずまずな出来栄えとなりました。
フロントのブラスカバーLH‐200が風変わりなランダムスターにしちゃいましたが、自分はこれが気に入ってしまいました。なんかミラーが増えたみたいでいいんでない?(笑)
もちろんサウンドのほうもバッチリで安心。フロントPUは甘くサスティーンの効いた艶やかな音が実現できました。LH‐150と比べると角がとれて尚且つパワーも増した感じかなと思います。
今回、この作業にあたる前に、tonchangさんの『Navigator ランダムスター 高崎モデル 改良 』を参考にさせていただきました。
ギター改造に興味がありましたらココじゃなくてリンク先をご覧になってみてください。勉強になりますよ~!(笑)