アースシェイカー“MIDNIGHT FLIGHT” 女心に響く鉄板バンドスコア
EARTHSHAKER(アースシェイカー)の1984年にリリースされた3枚目のアルバム【MIDNIGHT FLIGHT(ミッドナイト・フライト)】のバンドスコア。発行元は渡辺音楽出版で販売はドレミ楽譜出版社です。
たしか『フュージティヴ(逃亡者)』のスコアもあったはずなんですが、とりあえずこのスコアだけ本棚の奥から発掘してきました。
アースシェイカーってジャパメタの部類に入るバンドですが、どちらかというと歌謡曲にも通じる聴きやすさから女子にも大人気でした。
中坊だった当時はHRとHMの区別がつかず、『ラウドネス』のようなのはへヴィメタル、『アースシェイカー』のようなのはハードロック。と言い聞かせ分類していました。なにが「ちがう」かって?たぶんディストーションの掛かり具合でしょう。(笑)
結局のところハードロックとヘヴィメタルの間に厳密な境界線はないため、それをどう判断するかは聴き手次第ってところです。なので、当時のアースシェイカーは様式美溢れるメロディ、心に響く悲痛な歌詞とどれをとっても、歴としたジャパメタなのですよ!
定価は1800円。この『ミッドナイト・フライト』と同じ年に発表された、前作『フュージティヴ(逃亡者)』はアースシェイカーを語る上で外せないアルバム。バンドスコアも同様に鉄板でしたが、フュージティヴがどうにもみあたりません。(涙)
まだ中学生だった私に、歌詞に出てくるような恋だの愛だの、そんなこと知る由もありませんでしたが、好きな女の子がこのアースシェイカーにハマっていたので、なんとかコピーして気を惹きつけてやろうと努力したものです。まぁ結局は成就されることなく失恋するのですが、そんな淡い思い出での曲が満載です。
いちばんのお気に入りが『ラジオ・マジック』。今聴いても色褪せてないんですよね~。ただ「キーキー、ゴリゴリ」ギター鳴らすだけの、歪み一辺倒だった自分にコーラスというエフェクターの概念を与えてくれた曲でもありました。
でもやっぱり『モア』が弾きたいんですよ~。逃亡したバンドスコア『フュージティヴ』よ何処に・・・。